バンドソーのドリフトについて。

バンドソーで木を切る際、送りのスピードと繊維の関係で真っ直ぐ切れないことがあります。

大型で幅の広い刃を使っていればグイグイ切れるのでしょうが、我が事務所のバンドソーは10インチ。刃も広くありません。

今回のサンプルづくりではSPF材を使用したので、切れなくもないのですがやはり少しずつズレていきます。

この状態をドリフトというのですが、早く材を送るとどうしてもドリフトが起こりやすいんですね。

繊維の硬いところを切る前にそれに沿って流れていくわけです。

機種によってはドリフトフリーなる機能が付いている機種もあるようですが、これにはありません。

で、どうするか。

基本に立ち返る訳です。

「切れた分だけ材を送る」

ゆっくりゆっくり。。

材にもよりますが、ひどいドリフト無しに切ることができると思います。

左のフェンスに板を送ると73ミリで切れる予定。どのくらいズレたかを見るために、ひっくり返して切ってます。

一本め

少しズレました。。。

2本目

ズレ無しと言っても良いくらいでした。

今回はいずれにしても、この後に自動カンナ盤を通すのでズレても良いんですけどね。。。