油断したら、切っていた部材が飛んできました。

幸い僕には当たりませんでしたが、ドアにこの傷。

目に当たったら失明もあり得ます。

焦らず慎重に作業しましょう。

という事で、本日は塗装について。

写真でお気付きのように、茶色のドアの傷がついた部分が白いですね。

これはシナベニアに茶色の塗装をしているからです。塗装部分がえぐれて下地が見えてるわけです。

シナベニアは元々白っぽい板です。

これは私がわかっていることなので何の問題もありません。

問題は、皆さんがお買い上げの家具は着色塗装かどうか。ということ。

例えばウォルナット。ご存知のように黒っぽい木ですよね。

同じ木でも色の濃淡があるものや、白太(丸太の状態で周辺部の若い細胞で白い部分)を嫌う顧客のために、メーカーが着色して色を揃える場合があります。

白太や色の薄い材料を切り捨ててたら、赤字になってしまう為もったいなくて使うメーカーが多いです。これは貴重な資源でもある材木を有効活用している事でもあるので一概に

着色=悪いメーカー。ではありません。

ということで、着色した家具ですと、傷がついた際にこのような現象が起こらないとも限りません。

オイル塗装の家具の場合は流石に着色は少ないですが、顔料入りのオイルも存在します。

この場合、通常の使用やメンテナンスの際に色が落ちることも考えられます。

何れにしても着色塗装をしているか、お店でご確認の上購入されると安心ですね。

(店員さんがそこまで知ってるお店も少ないでしょうが。。)